クリックするやつは2013年に作ったスピンオフゴースト。
当時、大本であったクッキークリッカーの爆発的ブームのあとに後追いで派生作品がたくさん生まれたのだけど、これもその1つ。
この伺かという媒体が、画面の隅に放置してときどきかまうという使い方がされてきたものであるため、このクリッカー系との相性はピカイチだと思って作った。
当時はまだゴースト作成し始めて2年経っていなかったため粗がある部分も多いが、当時のクッキークリッカーとの差別化などそこそこ考えた。
クッキークリッカーは各施設を買うとクッキー必要量が複利計算で値段が跳ね上がっていくが、それに対してクッキー生産量の増加は単利のため、どんどん格差が開いていく。
例えば、100クッキーで買える施設は、100→120→144→172・・・と値段が上がり、100個目は82億を超える。
しかし、施設でのクッキー生産量が秒間1個なら、100個買っても秒間100個であり、82億の施設を買うには2年半以上も放置しなければならない計算となる。
これに対するクッキークリッカーの答えは「施設の生産量xx%アップ」というオプションの大量発行、「リセットで今までの成績に応じて全生産量xx%アップ」という、倍々ゲーム化だった。
複利計算のために必要なクッキー数は無限に上がっていくのに対応して、オプションの倍率をとんでもない値にすることで追いつく設計になっていた。
クリックするやつでは、これらの基本設計を受け継ぎながら、この生産量も複利計算で増えるようにしている。
そしてそれぞれの施設購入時の複利、生産量の複利、施設の基本料金などの組み合わせが20パターン近くあり、リセットしたときに別の感覚で遊べるようにというのを意識していたはず。
倍率は見えないようになっているため、ある程度買ってみて、今回のこの施設はあたり/はずれなどを意識して遊ぶような作りになっている。
クリックするやつの桁数の上限は68桁。
技術的には単純な管理(多倍長整数)のため、計算能力の許す限り100桁でも1,000桁でもいけるのだが、一般的な数の単位で無量大数以上がなかったためこうなっている。
クッキークリッカーでは一般的な指数表記(1.00 * e+69のような表記)で69桁目以降も表示されていた。